登場人物が少なく、ほとんどが1室で展開する会話劇なので演劇っぽかった。
この旦那ぜったい浮気している!と鼻息荒く思ったり、妻!なぜパンツ脱ぐ!といったシーンが冒頭にある。ストーリーが進むにつれ、そういったシーンを解き明かしていく。
登場人物は、エヴァとロッコ夫妻(娘ソフィアがちょと出てくる)、カルロッタとレレ夫妻(子供ふたりとレレの母もほんの少し出る)、ビアンカとコジモ夫妻。そしてペッペ。男性4人は幼馴染で、妻は男性を通じて親しくなったようだ。ほぼ7人の会話劇。
エヴァとロッコが友人たちをディナーに招く。会食が進むうち、信頼できる者通しなら携帯を見せられるはずだとなる。皆がテーブルに携帯を置き、電話がかかってきたらスピーカーモードで会話し、メールはメッセージを皆に見せるといったゲームをすることに。
妻に浮気を隠したくて友人と携帯を取り替えてほしいと提案したことがきっかけで友人たちの性的マイノリティーへの偏見が露わになる。既婚者なのにモテるからと手当たり次第女性に手を出しすぎて数々の情事がばれてしまった者も。
大人なので表面的に取り繕うことがうまく、側から見ると順風満帆に見える。けど、実情は違っていた。裏切って裏切られて、お互い隠し事がある。結末には「ええ!?」どういうことってなったりした。