ハイク以上の長文

ブクマはやばいよ、スターを押しな、スターを。

『パーティで女の子に話しかけるには』

イギリス版のアイドル映画っぽい雰囲気だった。おもむろに光GENJIの『ふ・し・ぎ・なBABY 』*1を思い出してしまった。全編エル・ファニングのPVと言っても差し支えない。

パンク大好きな男子*2と宇宙人設定の女子*3が主人公。宇宙人設定は仮だろうなぁと思ったら、えっ!?ガチ設定だったの?となる。時代設定は1970年代くらいだったと思う。

宇宙人は前衛集団なパーティーを催し、チャクラっぽい感じでそれぞれの種族を分けている。宇宙人だけど前衛集団なので現代音楽っぽい雰囲気の曲をかけながら組体操っぽいのとかコンテンポラリーダンスなどをする。そんなパーティーに紛れ込んだパンク少年3人組のうちの1人がエル・ファニング宇宙人と恋に落ちる。宇宙人のルールみたいなものがおかしい。私は外の世界を知りたいみたいな感じでパンク少年に着いて行くのだが…。

オーバーサイズの服を着てもかわいいエル・ファニング。廃墟と化しているような巨大な団地の廊下を疾走する場面などではかわいさが炸裂する。パンクメイクも似合ってるー!かわいい!

パンクバンドの公演をやるライブ会場のオーナーどっかで見たなと思ったらニコール・キッドマン。まさかこの映画に出てるとは思わなかった。心が広い。

パンク男子と心が通じあい、セックスせずともお互いのオーガズム的なものがぴーんときたら妊娠しちゃう。少女漫画でもありえねーぞこの展開。男子「えーまだしてませんよー」となるものの、そうか俺たちはあのとき合体してたのか…と謎の理解を示す。んー「MUGO・ん…色っぽい」メソッドかな?目と目で通じあったら妊娠する的な?よくわからない。

宇宙人は自分たちの存在を絶滅させるため親が子を食う設定。でも、そんな痛ましいことに歯止めをかけなきゃ!その権利を妊娠によって得た私は子供を出産しなきゃなんねーつって、エル・ファニングは宇宙に帰っていく。

20年近く経って、舞台は本屋に。ステレオタイプすぎる文化系男子と化した元パンク男子は漫画家になり、サインを書いている。そのサイン会場に緑色の服を着た20台前後と思われる子たちがやってくる。ママにこの星へ行けと言われて来たんだ。みんなでバンドをやれと言われたんだなどと言う。兄妹みんな野暮ったくハンソンの比じゃねーぞ、などと思い笑った。

 

*1:地元の大きな会館でやることになり、はじめて大きな劇場で観た実写映画

*2:錦織圭くんに似てる

*3:エル・ファニング