ハイク以上の長文

ブクマはやばいよ、スターを押しな、スターを。

あれもこれも「ひたち」

中央線の先頭に乗ったらカメラを肩にかけたおじさんが運転席の後ろに立っていた。先頭の先頭にいるなんて撮り鉄かな?と思ったが、発車したらおじさんの方から子供の声が聞こえる。おや?と思って見ると子供を抱き上げていた。おじさんはじいちゃんだった。

孫とじいちゃんの電車鑑賞スタート。 「黄色!」「あっオレンジだ」「またオレンジ」「青がいる!」と孫はハイテンション。じいちゃんは「黄色とオレンジ、一緒に来たよー」と孫に教える。 

新宿駅が近づき、「線路が増えたねー。緑の電車見れるといいねぇ」と、じいちゃん。ホームが見えてくると特急かいじとあずさが停車していた。「特急いるね」と孫とじいちゃん興奮。 

「かいじかな」とじいちゃんが言うと、孫が「ひ・た・ち!ひたち!ひたちだよ!」と、まさかのひたちおし。じいちゃんが恥ずかしそうに「ひたちじゃないの。路線が違うからぁ…」。しかし、孫はひるまず「あれはひたちだよぉー」。孫への好感度うなぎ上り。ひたちは薄い桃色のかわいらしいやつだ。顔ものっぺりしてない。でも、そんなことはどうだっていい。あれもひたちだ。なんなら全電車がひたちでいい。