ハイク以上の長文

Haiku!するには長目で躊躇するやつ用。

『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』

2月28日に鑑賞。冒頭に訳者紹介があり、新喜劇っぽく倒れそうになった。戸田奈津子先生の名前がどーん!どうしよう…、英語わからんのに誤訳で鑑賞して面白かったとかやべぇ。実際、面白かった。やべぇ。男女の手のひらクルリ合戦。

身の程以上のことが起こっても冷静に。図に乗ったら危険。そんな風に思ったお話。

ソフィア・コッポラの映画だから音楽もどんなのが流れるのかなぁと楽しみにしていたのだけど、今回は「おや?」となった。ほぼ音楽がない。ただ、音楽は旦那がいるフェニックスが担当してた。今作は戦争中の弾薬の音や野鳥の声などがメイン。基本的に静かで生徒が歌う南部の歌、生徒が弾くバイオリンやピアノなど音楽らしい音楽がかえって新鮮に感じられてよかった。

そして、相変わらずおしゃれだ。登場する女性たちの服装が絶妙なかわいさ。ロング丈のヴィンテージ感*1あるワンピースにエプロン。下着が白のコットンのレースついたやつで洗濯物として干している場面カットなどもなにげなくいい。女性だけのところに男性が来て、浮足立っておめかしする女性陣たちのドレス姿なんかもそれぞれのキャラクターの個性にあった感じでよかった。

南北戦争で怪我した北部の兵士が怪我して南部の女子学校の生徒に発見されて、学校に保護されるという話。

連れてきてしまったものは仕方ない。傷の手当てをし、治るまで学校で保護しましょうとなる。傷の手当てをする院長、その補佐をする先生。翌朝、部屋にやってきた先生を見て、先生はこの世で一番美しいつって口説く。とはいえ、学院にただ一人の男性。女子たち全員活気づいてしまう。

もしかしてモテキ到来!?と、兵士は身の程にない感じの状態になり、本命以外のみんなにいい顔する。先生に夜這い宣言をしておきながら生徒の色仕掛けにまんまと乗っかる。遅いなーつって、先生が見に行ったら…。

その後、足が!足が!(お前が調子に乗るからだろ)

ビーッチビーッチ!お前たちは基地外だーて発狂。(自業自得なのによく言うぜ。こいつ…やんなきゃやんないで文句言いそうなタイプだわ…)

本命と思われた先生が立ち上がり、彼の元へ。(行っちゃうんかーい)

肌の触れ合いで兵士の心が洗われる。本命先生もこの人と一緒にここを出ようなんて思っていたかもしれない。

あぁ…。キノコが。キノコが。でも、誰も悪くない。キノコのせい。

クリント・イーストウッドが主役をやった『白い肌の異常な夜』も観てみたいなと思った。

*1:昔のアメリカが舞台なのでなるべくしてなったヴィンテージなのだが…。カントリー調というかアーミッシュっぽいというか