3月3週目くらいに鑑賞。
「まんこ」をこれだけ多く聞くのは後にも先にもこの映画だけなんじゃないかと思う。
伝説の編集者、末井昭の物語。なんだか最高だった。
工場勤務からピンサロみたいな店の看板描きになり、気づいたらエロ雑誌の編集長に。いったいどうやってアラーキーや横尾忠則と仕事できるようになったんだ?すごい。エロ雑誌なのにサブカル色が強いのもすごい。テレビ雑誌なのに連載コラムに力を入れているテレビブロスみたいな雑誌*1で、当時の若者だったら絶対読んでた*2。
エロ雑誌の編集長になったころ、編集部の電話番号をテレホンセックスの番号として掲載するという展開があり、マジかよー。恐ろしい*3。そんで、なるほどそういうテクニックがあるのかと勉強になった。
エロ雑誌に載せる女子モデルのスカウトとかやばいし、登場人物皆、良くも悪くもなんでもありで民度が低い。民度が低いからこその面白みがあるんだけど、この時代のこの人達とは関わりたくねーなーとは思う。
バブル期に突入したあたりから札束をバンと出すシーンやポケットに入った小銭をジャリーンジャリーンと落としながら歩くシーンがあり、バブルやべぇなー。倫理観が崩壊してた時代だわぁなんて思ったりもした。
鑑賞後、いっぱい笑って面白かった!といい気分。だがしかし、いろいろ問題はあるけれど、今の時代の方がマシだなとしみじみ。21世紀最高!