ハイク以上の長文

ブクマはやばいよ、スターを押しな、スターを。

再会

両親からの許可がおり、2年ぶりに帰省した。東京駅に到着して早々、俺の出川が反応し「やばいよやばいよ!コロナ的にやばいよ」となったが、もうわしゃぁ帰る。これを逃したら次いつ帰れるかわからぬ。そう思って猫2匹を引き連れて2年ぶりに実家へ向かった。

2年もリアルで会わぬうちに母も父も婆さんと爺さん然としていたし、甥と姪に至っては君たち誰よ!となるほど大人になっていた。私はもう浦島太郎である。甥くんも姪ちゃんも叔母ちゃんを置いていかんで、大きくならないでって思うほどの成長ぶりだ。

ただ2年前と変わらず「うさ増〜、うさ増〜」と呼んでくれていることが救いである。私のポケモンGOを見てキャッキャうふふと盛り上がってくれるのだ。そんなふたりはそろってスポーツ万能らしい。私が「ジョギングに行くぞ!」つったら「行く行く〜」と言って着いてきてくれた*1。さらにふたりは今時の小学生である。話題作にも敏感で私がNetflix民だったことが功を奏し「『イカゲーム』観たかった!」と甥&姪ちゃん、大ハッスル。でかした俺!金を払っていた甲斐があったじゃないか!

数人の幼なじみと連絡を取りあって久しぶりに会った。再会の場は幼なじみの子供たちが退屈しないように遊具が充実している公園を選んだ。子供らみんな大きくなりすぎだろう……。それにしたってみんなかわいい。保育園通いでコミュ力がある子、幼稚園入園前で人見知り気味の子、小学生でお姉ちゃんな子。みんな愛おしい。「いいポーズして」つってTIMみたいな大の字をつくるのが最高にかわいかった。遠方で暮らしているため、帰省できなかった幼なじみにも会いたくてたまらなくなる。彼女の子供たちもまた成長し、大きくなったなぁと驚かせてくれるだろう。

東京に戻る直前、母に連れられて昨年亡くなった父の親友宅へお線香をあげに訪問。奥さんと母の会話を聞き、父にとってのおじさんは想像していた通りの存在で、ご遺族が辛かったのは当然として、親友を失った父も本当に辛かったんだなぁ、悲しかったんだなぁって改めて思い知る。父は「いろんなことを相談できるただ一人の友達だったのに」と狼狽し、号泣したそうだ。これからどうすればと憂いたりもしたとか。大人になってからそんな友達を得られた父が羨ましくもあり、失ったものの大きさは計り知れないだろうとも感じる。つくづく弟家族が両親の近くにいてくれてよかったと思う。コロナ禍という特殊な環境だからこれまで以上に対面で会えることに価値がある。ただ近くにいるだけで、調子はどうだい?と会いに行くだけで、どれだけ生きている人を支え、元気を与えるだろうか。

*1:実際は私が追いかけて行ったのだが……