寒中お見舞い申し上げます。早いもので2023年も一月過ぎ、2月となりました。
私はというと1月からいろいろ始めたいなぁと思っていろんなことに手を出しているうちに本職が忙しくなり、2月になっていたという具合です。
昨年末前くらいからホットな話題だったコラボ問題が年始まで熱狂的な人気をえており、はてブパトロールを自粛。久方ぶりに再開したところ、コラボ問題も相変わらず人気だったが、同性婚がありなら近親婚もありだろというネタが話題になっていた。
このネタは根底に同性婚アンチの精神や「論破できませんよね*1」というひろゆき的なものが感じられて同意できなかった。
異性愛と同性愛は相対関係にあると私は考えている。一方、同性婚の対立軸になっている近親婚=近親愛はその両者の対立軸になり得ず、なぜ同じ俎上に上がるのか謎なのである。
というのも異性愛と同性愛はとてもシンプルなものだ。同性愛は男が男を、女が女を愛し、異性愛は男が女を、女が男を愛する。
一方、近親愛は、そんなシンプルな異性愛&同性愛の図式の下に位置し、枝葉のように分岐し、ペドフィリアやズーフィリアといった性的嗜好と近しいものになっているように思う。
たとえば父が娘や息子を、母が娘や息子、兄が弟や妹を愛すといったようなものだ。つまり家族間であっても好意が異性だけに向くわけではないのである。
愛の対象が異性か同性かになるのだから、近親婚は同性婚を認めて初めて婚姻の俎上にあげられるものだと思うのだ。
そんなわけで同性婚の是非を問うている今、近親婚も認めないとおかしいよねっていうのはすごく滑稽に感じる。だって、近親婚だって同性同士が婚姻できないままではないか。
近親婚を認めないとおかしいよね?それを否定するのは差別だよね?というならまず同性婚を肯定しないと差別は残り続けるんじゃないの?
*1:ドヤ