毎年だいたい9月に取得する「俺の夏休み」。今年はパリ&ブリュッセルへ出かけた*1。元オリーブ少女としては多少なりとも憧れがある、パリ*2。しかし、私は自意識過剰なタイプ。己の自意識が邪魔をして「パリとかまんますぎるだろ!恥ずかしい」ってなる。そもそも10代後半から20代前半に感じていたような憧れの熱量も下がっていた。それでなくても英語もできないしヨーロッパは渡航費が高い。行くなんて夢のまた夢そんな風に思っていた。
今年の初めにパリ在住の友達からチケットが安売りしているからおいでよーと連絡があった。そうか安いのか―と調べ、躁状態だったのか「あー確かに安い」と思ってしまい購入。航空会社からの購入ありがとうメールを読んだころには冷静さを取り戻しており、なんてことをしてしまったんだぁー!となった。
海外旅行は台湾のみ。それも旅好きの友達*3が一緒。飛行機の中で出入国のやり方を一通り教えてもらっていたからなんも考えずにいられた。しかし、今回はひとり。出発数日前は、かなり緊張していたので頻繁にいろいろな友達と会った。
購入から半年以上たち、いよいよ出発。エールフランスだったので日本を立つ前からフランス感があったように思う。フランスに降り立つとアジア人が少数派。なんだ心細いぞ!となったが、日本からの直行便に乗ったので降りてすぐ迷うポイントのところで日本人スタッフがいて誘導してくれたし*4、友達が空港まで迎えに来てくれていたので安心した。
今回の旅行は5泊7日。最初の2日は友達の案内で観光&買い物*5。3日目にブリュッセルへ1人で日帰り旅*6。4日目と5日目は1人でパリ観光。1人ブリュッセルで、度胸がついた。しかし、あまりにも英語ができず、白人さまががっかりする顔*7を何度も見た。自分程度の語学力でもなんとかなる「ひとりで行ける!」と思ったものの白人さまをもうがっかりさせたくない*8と思ったので本腰を入れてEテレ高校講座で勉強することに決めた。
友達は友達で「すみませんじゃなくてパルドンって言えよこらぁー」と呆れていた。フランス語で「すみません」=「パルドン」なのである。フランス語のあいさつもとっさにでるようにしたい。
帰国後に今回の旅を心配してくれていた友達と会ったら「フランス人と仲良くなったか?ふれあいを持てたか?」と聞かれた。英語もできないのに仲良くなるわけがない。何を言っているんだと思った。しかし、単語はなんだかんだ覚えてるものがある。コミュ力があれば単語を通じての会話ができたかもしれない。語学力があったからといって、その土地の人と話ができるわけではない。重要なのは話したい思い。恥ずかしがらずにトゥギャザーできるマインドを持てるか、なのだ。語学力のない自分が恥ずかしいという自意識に負けて、会話する勇気を持てなかったことに嫌気がさした*9。
ただ、ま、とりあえず楽しかったし、パリだけでも見てないものがまだいっぱいあるので来年か再来年かにまたヨーロッパに行きたい。行くぞ!