ハイク以上の長文

ブクマはやばいよ、スターを押しな、スターを。

2017-01-01から1年間の記事一覧

ひとり

ついにひとりで暮らした期間が家族と暮らした期間を超える。これまでも今も誰かと一緒に暮らすことを想像したとき、恋人の姿が浮かんだことがない。強いて言えば今後のこともあって両親だ。 ひとりが寂しいときもある。SNSに書き込むまでもなく友達に言うよ…

『わたしは、ダニエル・ブレイク』

「私たちを助けてくれた。だから助けさせて」という言葉が印象に残った。 老人と若者の貧困を描いた作品。舞台こそイギリスだが、日本でも実際に起こっている問題のように思った。 心臓病により働くことができなくなったダニエルはイギリスの生活保護にあた…

『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』

邦題より原題ままの方が作品を表していたように思う。原題は『DEMOLITION』。日本語で「取り壊し」、「破壊」、「打破」という意味。主人公がそうやって妻の死と向き合っていくというストーリーだった。主人公と密接に関わることになる10代の子供もまた現状…

『お嬢さん』

映画を観初めて3部構成としる。3部構成?長そう…退屈しないかなと心配だったが、全く退屈しなかった。 映画の原案はイギリスの作家サラ・ウォーターズの「荊の城」。舞台を日本統治下の朝鮮半島に移し、日本の華族のお嬢様の遺産争奪合戦を描く。騙し騙され…

『湯を沸かすほどの熱い愛』

母と娘のストーリー。劇中伏線がちりばめられており、あのシーンはここに繋がるんだなという楽しみがある。 突然この家の子になってしまったあの子はこの母の手を握るだろうというときに、ギュッと握る。そういう行為に安心する。手話を使うシーンは母が娘を…

帰省

父が再就職で遠くに行くことになった。気軽に行けるような距離ではなくなってしまうため顔を見に実家へ。ついでに自分が昔買った雑誌の捨てる捨てないチェックをすることになった。以前ハイクでも書いたZOLAをはじめ、HやOliveなど諸々を見返すのも楽しみに…