ハイク以上の長文

ブクマはやばいよ、スターを押しな、スターを。

手のひらのタコ

あらかじめ書いておくとミニにタコ的な話ではない。

8月、父の誕生日会のために1泊2日で帰省。実家にお泊りしていた姪がポケモンにどハマり中でポケモンGOをやりたいというので近所を徘徊する。しばらくして公園の遊具でしばし遊ぶことになった。私が雲梯で遊ぼうと手をかけ、前に進もうと試す。しかし、怖くて進めない。片手で己を支えられる気が全くしない。ひとつも前に進めないし、なんなら鉄棒にぶら下がっていることそのものがきつい。

「姪ちゃんは雲梯できる?」と、聞くと当然という感じで「できるよ」という *1。私もできていたはずだ。しかし、できない。これがかなりショックだったのである。

帰京後、「雲梯 大人 できない」でググったところ、ヤフー知恵袋がトップに。知恵遅れかーなどと思いながら前のめりで読む。雲梯で重要なのは腕力ではなく握力だから鉄棒にでもぶら下がって鍛えろと書いてある。ほんとかよーと思いつつさっそく実践。幸い私のジョギングコースに老人のための健康遊具があり、その中のひとつにぶら下がり健康器があったのでジョギングついでにぶら下がることにした。

最初こそ数秒でもうダメだと力尽きていたが、1カ月、2カ月と経ち、それなりにぶら下がれるまでに到達。それと同時に手のひらにタコができた。先日、ぶら下がり健康器でトレーニングしようとしたところ先約がおり*2、しゃあない雲梯チャレンジしてみるかとぶら下がり、試しに前に手を出す。

できた。

まだ自分の握力に不安があるもののなんとかひとつ進めたのである。できなかったことができるようになるのはいくつになっても嬉しい。手のひらのタコは私の努力の賜物だ。中年でも体を鍛えればできることを証明できたのも少し誇らしい。

*1:やってみてつったら断られた

*2:体操選手みたいなことをやっていた。レベルの差を見せつけられた