先月から今月初旬まで取り組み、永遠に終わる気がしないと思っていた仕事がようやくひと段落。いいことは続くもので、仕事で一番苦手としている分野について急に良くなったと上司に褒められた。努力とか何かしたのか?と聞かれたがさしあたってそのようなことはしてないと話す。私も上司もなんでなんだろうか?としばし考え込んでしまった。
ひと段落ついでにおじさんと日程調整し、約1カ月ぶりに畑へ。景色がガラッと変わっていて畑はもう完全に夏だった。トマトやキュウリなど蔓性の野菜がすっかり伸び、私の身長をすでに超えているものも。よく見ると収穫できそうな野菜が見える。おじさん曰く「畑の日当たりがいいのもあるけど、天候に恵まれていたから成長が早かったのかも」とのこと。
野菜がそれだけ育つのだから生命力抜群の雑草は言わずもがな。これ見よがしにそのみなぎるパワーを発揮していた。おじさんが2週間前に来て雑草を抜いていたにも関わらず、足の踏み場は一切ナシ。野菜の世話はおじさんがやり、私はひたすら雑草を抜く係に。おじさんが持って来た一風変わった見た目の鎌*1で雑草を抜いていく。刃の先端で土を掘り、根っこからとるようにと教えられ、早速実践すると文字通り根こそぎとれる衝撃!すごいぞ、千吉*2!雑草を抜き終え、野菜を収穫。
apple musicのおすすめで出てきてたまたま聞いた田中ヤコブのアルバムにどハマりしている。彼が所属しているバンド家主もすごく良い。懐かしいロック感*3。当初は個人名義の方が圧倒的に好きだったんだけど、家主も聴き込むほどに好きになって行く。
個人名義のアルバム『お湯の中のナイフ』では「b.o.m.3」の“身体硬いarabesque”を想像するとどんなかしら?ってなるし、感情の冴えなさ具合*4を書いた「ヤコブな気持ち」もいい。『THE FOG EP』の表題曲「THE FOG」*5はメロディの美しさと歌詞が相まって感傷的な気分になる。歌詞だけだと「へい!」の赤裸々な描写に好感。冒頭の“僕が泣いていた映画で 君は笑っていたよ”でつい笑ってしまう。
田中ヤコブも家主も曲のタイトルの文字選びが絶妙。ひらがな、カタカナ、漢字、アルファベットと使い分けでき、どれを選ぶかで印象が変わるのが日本語の文字表現の楽しいところ。その選び方がうまくて感心する。ライブを観たいけど、この時世で観られないのが悔しい。憎っくきコロナ。
音楽つながりで言うと少し前にジェーンスーさんのラジオのシティポップ特集で知ったインドネシアの女の子*6シンガーのRainychちゃんによるカバー曲がかわいい。改めてPlastic Loveカバーされまくってんなぁと思う。わざわざDoja Catの曲を日本語訳してカバーするくらいには日本文化好きっぽくて彼女のYouTubeチャンネルに行くとアニソンカバー曲盛りだくさん。PVはおもに彼女が歌ってるだけなのだが、とても癒される。