ハイク以上の長文

ブクマはやばいよ、スターを押しな、スターを。

新しい発見

仕事もひと段落ついたし、貯めすぎいていたtohoやピカデリーのポイントを消化するため*1、映画館での鑑賞復活。

先週末『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語*2をポイントで鑑賞。

エイミーが『ミッドサマー』の主役の子だ!と興奮。頭に花輪をつけてる場面、悪いことやってる場面でついつい『ミッドサマー』のことを思い出してしまう。

登場人物が恋に落ちる瞬間がわかりやすく描かれていたのが印象的だった。映画の演出的にジョーとローリーはもはや付き合ってるのでは?という仲良しぶり。これ自分がローリーなら間違いなく勘違いしちゃうわ。しかし、ローリーはジョーに好きと言えない空気を作られてて我慢しなきゃいけないって状況。キッツー。想いだけが高まっていくじゃないか。節目のときにようやくローリーがジョーに告白するも、えぇーっジョーそれは言うなよ…とか、完全にローリーサイドでみる。献身的に看護していたからベス亡き後のジョーの気持ちが分からなくはないが、「愛されたい」つってローリーへとなるのはいくらなんでもずるいだろと思ったらそうは問屋が卸さない。よかった。ただローリーがエイミーに惚れていく過程がイマイチな気も。あのあたりかなと想像はつくが弱い気がする。ただ指輪の描写はいかにも映画的でシビれた。

今週もポイントを消化しようと観に行く映画を調べてたら間違って『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語*3を取ってしまう。しかもめっちゃ空いているのに一番端の席を押さえてしまっていたという。座席についてビックリ。観にくい。なぜなら端だから。違う席に移動しようかと思ったが、律儀に座り続けてしまった。ここで移動する勇気を持ちたい。

この日は仕事で褒められていたことを上司に前言撤回され、落ち込んでいた。同僚に「(かくかくしかじか)で落ち込んでるんです」つったら「それはキツイっすね」と言われた。要因はわかっているウンヌンカンヌンなどと同僚に話したことでだいぶ気が楽になったけど、凹んだまま映画館へ向かう。

映画がはじまり気づいたら小説家であるジョーに自分を重ね合わせて見ていた。自分の気持ちが違うだけでこうも見方が変わるものなのかと驚いてしまう。短編小説が採用されて走り出すほど嬉しくなる気持ちも、批判されてムキになってキレちゃうのもわかる*4

後半の自信に満ちた表情で原稿料交渉をする姿や、緊張と喜びが入り混じったような表情で製本過程を見守るジョーを見ていたら勝手に涙が出てきた。できたてほやほやの本を大事そうに持つ姿に現職で初めて取り組んだ仕事が形になったときの体験や自分で取りまとめた仕事のことなんかを思い出す。思い返すとかなり稚拙でよくあんな恥ずかしいものを世に出してしまったなと思ってしまうが、それを自覚できるくらいには自分の成長を実感している。

当初こそ違う映画を見ようと思ってたのに!となっていたけど、結果的に2度鑑賞できてよかったし、上司に前言撤回されてよかったのかもしれない*5。前言撤回の撤回に向けて前進あるのみ。楽しみな企画も通せているし、仕事がんばろう。

*1:友人にいつ死ぬかわからないんだからさっさと使えと言われた

*2:邦題がくどすぎる

*3:しつこいようだが邦題がくどすぎる

*4:真摯に受け止めなければならないところなのだが……

*5:伸び代があるということにしておこう